#8 タイが泳ぐ場面の考察(前半編)
最近の授業での視点はいかに・・・
・学びタイ
・知りタイ
・考えタイ
・書きタイ
・やってみタイ
その他沢山の「タイ」を泳がせることです。
授業の中でどんな時に児童の「タイ」が泳ぐのか考察してみました。
①驚きのあるもの
最近やったのはコレ
いきなりロベルトカルロスのフリーキックを見せる導入。(フランス戦での伝説のシュート)
C;すごい!!なんでこんなシュートが打てるの?
T;知りたい? 今日はこの人のお話を持ってきてるんだ。 読んでみたい?
C;ウエーイイ!!
その後の授業の流れはともかく・・・
衝撃・驚愕は「タイ」を泳がせます。
②活動や体験を通して「疑問」が持てるもの
5年生の「水産業」の授業では・・・
「回転すし」の話の導入から
T;輸入の魚の凄く多いんだよ
C;えええええええーーーー
C;そういえばインドマグロってのが前流れていたわ
T;日本って島国で海に囲まれてるのにね・・・
C;なのになんで輸入しているの?
T;さあ・・・何でだろう?
児童が「なんでだろう?」そういったときにはすでに「タイ」は見えています。
そこから教師の関わりで全体に「タイ」を泳がしていく。
「疑問」はタイ(考えたい)(知りたい)を泳がせる。
教師はそのタイを見逃さずしっかりと「タイウォッチング」をすることが大切です。
③困惑の状態を作らせるもの
体育「ラインサッカー」
ラインマンはフリースロー。
このルールを児童が話し合って、新しいルールを最近作ってくれました。
ピピ〜 一旦集合。
T;ゲームやっていて困ったことない?
C;ラインマンが投げたボールが顔に当たって痛いです。
C;確かに、私も怖かった。
ここでラインマンに「優しく投げなさい」
そんな指導は「タイ」の大量乱獲です。
たった一言
T;困ったなあ。どうする?
C;ラインマンは転がすことにしようよ。
C;そうしたら大丈夫だ。
T;でも、また顔のところにボールが来たら、困る人もいるよね。どうしよう?
C;腰より上のボールは手ではたき落としてOKってのはどう?
T;それいいじゃん!!
こうしなさい。と言うのは簡単です。
困惑した状況を生み出すことで何かを「変えたい」
ルールを変えるということにつながったと思います。
そして自分たちで作ったルールだから納得してゲームをする。
「縛る」ということで、児童の活動意欲は減ることが多いです。
でも、
自分たちで決めた納得する「縛り」に対しては意欲は上がることもあると垣間見えた瞬間でした。
今日はここまで。
続きアリです。(*゚▽゚*)