#11 EDM界の貴公子「ZEDD」から学ぶ教育論
今世界的に流行しているEDMっていう音楽ジャンルを知っていますか?
E;electronic
D;dance
M;music
俗にいうとクラブとかで流れているガンガンのダンスミュージックです。
ここ10年のEDMの躍進で「パリピ」という言葉も有名になりました。
世界中でEDMは流行し、今では世界のビッグフェスとして
ベルギーで毎年行われるEDM最大規模のフェス
19万枚のチケットが10分で完売するということから世界で一番チケットを入手しにくいイベントと言われています。
19万枚もチケットあるのにどんだけすげぇんだよって・・・
いつか行ってみたい。
日本でももちろんあります。
ULTRA JAPAN
毎年9月に三日間お台場でやってます。
私も毎年参戦です、(パリピではありませんが)
常識が覆されるビックイベントです。
悩み事なんか爆音で吹き飛ばされます。
ぜひ興味のあるかたは・・・・
で・・・どんな人が出演するのかって?
「DJ」です。
イメージは変わり、超クールなんです。
世界一稼ぐと言われている「カルビンハリス」
あの有名な歌手テイラースイフトとも浮世を流したイケイケ王子です。
年収・・・・
56億円
二時間の公演で3000万以上の収入を得るそうです。
異次元・・・
「summer]
話は本題です。
昨日はEDM会の貴公子と呼ばれる「ZEDD」が神戸に来ました。
最近ではsuzukiのCMの曲で採用され話題となった人です。
そんなZEDDから学べること
1.常識をぶち壊した「協働作業」
この人の何がすごいって・・・
一緒に楽曲を作ったりコラボしている人
「Break Free」
セレーナ・ゴメス
「I want you to know ft Selena Gomez」
最近のDJはプロデューサ的役割が大きいんですね。
動画を見ても頑張って歌っているのはアリアナやセレーナです。
ZEDDは機械をコチョコチョ。
一緒に共演しなくてもライブでは機械をコチョコチョ。
観客はアリアナやセレーナがいなくてもこの曲が流れた瞬間大喜びです。
なんか変な感じだけど・・・
歌を歌わなくても機械でパソコンでリズムを考える。
楽器を演奏しなくてもパソコンでリズムを考える。
歌は上手い人に歌ってもらおう
音はパソコンでつくろう
「ZEDDの音楽の世界」×「歌手の歌声」×「ハイテクパソコン」
まさに
「常識をぶち壊した協働作業」
「適材適所の役割分担」
時代の変化と共に音楽の作り方やパフォーマンスの仕方も変化しています。
教育界も同じ
「自分の信念」に
どれだけ掛け算を増やしていくか
頼れることは頼りまくる(人)
使えるものは使いまくる(物)
この考え方は大切だと思います。
②人の才能を発揮させるプロデュース力
最近のZEDDのコラボ相手はだれなの?っていう人が多い。
でもセレーナやアリアナの時よりも知名度の高い曲を生み出しまくっています。
「Stay」 ※僕が一番好きな曲です
「The middle」 ※最新曲
中でも
「Stay」
はユーチューブ再生回数2.7億回という爆発的なヒット曲です。
それと同時に歌っていたアレッシア・カーラも「新世紀の歌姫」という称号がつくほど知名度も爆発的に上がりました。
「才能のない人はいない」
よく自己啓発の本などで目にする言葉です。
眠っていたり発揮されていない「個性」=「才能」は自分だけで覚醒させることは難しいです。
人との関わりで変化していくもの。
教師という立場でも
①一人ひとりの個性をしっかりと認める
②個性を発揮できる場面や声かけ
「プロデュース力」は必須の能力です
また来日するのを楽しみにしています(^ ^)
そして音楽界の革命児が次はどんな革命を起こしてくれるのか楽しみです^ ^
#10 「できる」を「認めない」が『タイ』を泳がせる
最近はクラスの児童がいかに「タイ」を泳がせるか
そしてその「タイ」をいかに自分が見逃さずに釣るか。ということを観点に日々過ごしております。
①通称『タイウォッチング』
②「タイ」が泳ぐ場の設定作り
をもとに考えていきます。
☆あえて「認めない」・ハードルを上げて好奇心を揺さぶる
C;先生できた!!こんなの簡単だ
T;あらら、式と答えしか書いていないじゃないか これじゃあ理解力50%
T;解説もかけて理解力75%だよ
C;先生できたよ!! これでいい?
C;じゃあ、友達に教えていい?これで100%っていうんでしょ?
T;どうぞ
C;先生教えたよ!理解力100%だ!!
T;○○さん、教えてもらって分かったの?
C2;分かった!!
T;じゃあ説明してみて
C2:・・・・
T;これ、ちゃんと教えれたってことになるかな?
というふうに
クラスにいる塾などに通っている児童などは、自分ごとに関しては「タイ」を泳がせ、一生懸命問題解決に向けて頑張ります。
でも、終わった途端。「俺はできた」こんなことになりがち、そしておしゃべりしがち。
こんな児童にはあえて「認めない」・「ハードルを上げてあげる」方法が有効的です。
そしてこういう児童は結構、数値評価が効く!!
理解度50%
理解度75%
理解度100%
100%が欲しい!!と
「意欲」をわかせ100%に向けて「タイ」を泳がせます。
でも、最後はしっかりと認めて上げましょう
これぐらいの勢いで「見事だ!!」ってね笑
#9 「臆病さ」は教育的センス
学校の先生で心配性であるとか、臆病な人って真面目な職業ゆえに多い気がします。
はい。私もなかなかなチキン野郎で・・・・
でも最近面白い統計データを見つけました。
それは・・・
ごきぶりではありません。
「コオロギ」さんです
※画像は比較的キャッチーなものを使用させていただきました。
コオロギの世界で強い者。
それは最強に臆病な者=国士無双
つまり最強です。
臆病で戦いを避ける者が、戦闘的な者よりも生き延びる確率が高い。
むやみやたら戦わずに、体力を温存して、健康体を保っているものが生き残り、メスとの出会いを掴み取り、子孫を残す可能性が残されている。
むやみに戦わない方が、人生というサバイバルレースではイイ結果を生むことがあるというのは動物の世界でも一緒なのです。
無駄な戦いを避ける極意の集大成として、「孫子の兵法」という本があります。
その中に出てくる
「敵の10倍の戦力があれば、敵を包囲するべきである。5倍の戦力であれば、敵軍を攻撃せよ」
というあまりにも有名な言葉があります。
つまり・・・
勝ち目のない戦いには挑まず、圧倒的に勝てる体制を作って、戦わずして勝つ。
これが誰も傷つかない最強の戦い方だと。
学級経営の中でも、
・絶対譲れない戦
・芽のうちに潰しておいた方がよい戦
・子どもたちに任せる戦
・結果がわからない戦
・もしかしたら相手の裏に仲間がいる戦
などなど、様々な「戦」の場面があると思います。
それをしっかりと見極める力は先生の大切な資質ということができると思います。
流せる戦いは「流す」もよし、戦う決戦は「準備」が必要
こう考えると良い先生って
作戦のバリエーション
戦いのタイミング
相手の力量を見極める力
を持ち合わせた「武将」だなって思います。
#8 タイが泳ぐ場面の考察(前半編)
最近の授業での視点はいかに・・・
・学びタイ
・知りタイ
・考えタイ
・書きタイ
・やってみタイ
その他沢山の「タイ」を泳がせることです。
授業の中でどんな時に児童の「タイ」が泳ぐのか考察してみました。
①驚きのあるもの
最近やったのはコレ
いきなりロベルトカルロスのフリーキックを見せる導入。(フランス戦での伝説のシュート)
C;すごい!!なんでこんなシュートが打てるの?
T;知りたい? 今日はこの人のお話を持ってきてるんだ。 読んでみたい?
C;ウエーイイ!!
その後の授業の流れはともかく・・・
衝撃・驚愕は「タイ」を泳がせます。
②活動や体験を通して「疑問」が持てるもの
5年生の「水産業」の授業では・・・
「回転すし」の話の導入から
T;輸入の魚の凄く多いんだよ
C;えええええええーーーー
C;そういえばインドマグロってのが前流れていたわ
T;日本って島国で海に囲まれてるのにね・・・
C;なのになんで輸入しているの?
T;さあ・・・何でだろう?
児童が「なんでだろう?」そういったときにはすでに「タイ」は見えています。
そこから教師の関わりで全体に「タイ」を泳がしていく。
「疑問」はタイ(考えたい)(知りたい)を泳がせる。
教師はそのタイを見逃さずしっかりと「タイウォッチング」をすることが大切です。
③困惑の状態を作らせるもの
体育「ラインサッカー」
ラインマンはフリースロー。
このルールを児童が話し合って、新しいルールを最近作ってくれました。
ピピ〜 一旦集合。
T;ゲームやっていて困ったことない?
C;ラインマンが投げたボールが顔に当たって痛いです。
C;確かに、私も怖かった。
ここでラインマンに「優しく投げなさい」
そんな指導は「タイ」の大量乱獲です。
たった一言
T;困ったなあ。どうする?
C;ラインマンは転がすことにしようよ。
C;そうしたら大丈夫だ。
T;でも、また顔のところにボールが来たら、困る人もいるよね。どうしよう?
C;腰より上のボールは手ではたき落としてOKってのはどう?
T;それいいじゃん!!
こうしなさい。と言うのは簡単です。
困惑した状況を生み出すことで何かを「変えたい」
ルールを変えるということにつながったと思います。
そして自分たちで作ったルールだから納得してゲームをする。
「縛る」ということで、児童の活動意欲は減ることが多いです。
でも、
自分たちで決めた納得する「縛り」に対しては意欲は上がることもあると垣間見えた瞬間でした。
今日はここまで。
続きアリです。(*゚▽゚*)
#7 教師こそ「時代」の流れに敏感に
当たり前にテレビを見て、当たり前に電車に乗って、当たり前に働いて、当たり前に布団の中で寝る。
でも・・・・
時代は移り変わっていきます。
この写真は何でしょう?
パッと見てわかることは、たくさんの人が働いていて、高いところに人がいます。
??
偉い人でしょうか?
これは「朗読者」です。
働いている人が気持ちよく働けるように、本を読んでいるのですね。
これは趣味でもボランティアでもありません。
昔あった立派な仕事です。
では、これは何の写真でしょう。
泥棒ではありません。
イタズラをしている人でもありません。
これは、「目覚まし屋さん」です。
時代が変われば、世界も変わる
時代が変われば、生活も変わる
時代が変われば、人も変わる
彼のお陰で現代の生活も大きく変わりました。
次の大きな革命は人工知能でしょうか?
一方の人たちが、どんどん住み良い世界になる反面
もう一方の人たちは、どんどん住みにくい世界になっていきます。
変わりゆく世界で、いつの時代も変わらない物ってなんだろう?
僕は「会話」であり「対話」だと思います。
まとめると「コミュニケーション能力」
いつの時代も生きていける子どもを育てていくためにも教師として学級経営はもちろんのこと、
授業内では
伝えたくなるような
①課題の設定
②場の設定
③可視化(板書)
をしっかりしていきタイものです。
そして教師こそ「時代」の流れに敏感に生きていきタイものです。
#6 「指示」を鍛えるならユニット授業!?
ユニット授業=パーツ型授業
一時間の授業の組み立てを様々なパーツ(ユニット)を使って学習する方法です。
具体的に国語の授業で考えてみると・・・
①音読
②漢字
③詩文暗唱
・・・・
というように異なった活動を三分前後で一時間の授業をデザインしていきます。
45分全て行わなくても構いません。2つ3つを組み替えて10分前後で行うなど、無理のない程度に行うことが大切だと思います。
ユニット授業のメリット
①リズムを作る
挨拶が終わったら、国語の初めは「音読」算数の初めは「計算チャレンジ」など毎時のスタートを決めておけば、自然と「学習スイッチ」ONの状態に入ります。
スイッチがONになるシステム作りとして有効です。
②短い時間で継続をすること
パーツは教科において様々です。
視写
計算
都道府県
歴史人物
向山先生も沢山の本を出されております。
自分が力をつけさせたいなって思うパーツを選択してぱちっと当てはめるだけです。
ただ、効果が出るのは「継続」して行うからです。
定着させるための活動なので、定着するまではパーツをコロコロ変えずに行うことをお勧めします。
「長時間✖️小回数」
これでは力はつきません。
「短時間✖️多回数」
繰り返すうちに力はついてきます。
ポイントは短時間で行うこと。
「子どもは飽きるプロ」
だから魔法は短時間です。
児童に大変効果のある実践ですが、
先生にもメリットがあります。
「指示」の能力です。
パーツ授業では子どもたちに取り組ませる活動のほとんどが「指示」で成り立っています。
「発問」ではありません。
「指示」である以上教師の余計な言葉はカットすることが望まれます。
無駄な言葉を削って「指示」を出す。
この作業の連続が教師自身が言葉を選んで話をするトレーニングになります。
教師生活で指示を行わない日なんてないと思います。
無駄な指示をへらして児童に活動の時間を!!
「指示」を精査する習慣をつけて、パワーアップしませんか?
#5 リスク0コスト0「褒める」という最強の武器
ある有名な漫画の二コマです。
少年のび太はこの後、どうするでしょう!?
そう、再び、道案内をするのです。
そして、次の日、学習の時間に発表するのです。(この日だけですが・・・笑)
きっかけは!?
たった一言、先生に「褒められた」からです。
だれでも褒められたことがあると思いますが、大体は気分が良くなって、何か前向きに行動しようかなって+の行動にベクトルが向くことが多いでしょう。
もし、この時に先生が、「こんな遅い時間に何フラフラ知らない人と話をしているんだ。さっさと帰りなさい」なんて言っていたら、のび太の次の日の発表には繋がらなかったと考えられるでしょう。
そう
「褒める」「褒められる」ことってWINーWINの関係で成り立つのです。
よくある話ですが、
1、「おい◯○早く教科書を出しなさい」
2、「○○さん教科書出すの早いね、素晴らしい」
なんて指導者の「声かけ」の仕方が例に出されます。
もちろん2の声かけの方が良いに決まっていますよね?
きっと教科書を出していない児童は、焦って出すでしょう。
そして褒められた児童はまた、次の時間も出そうって気持ちになります。
だれもストレスを抱えずに、「全員が教科書を出す」という目的が達成されるのですから。
WINーWINの関係ですよね(*゚▽゚*)
褒めることで「正しいこと」の価値付けを蓄積していく。
意識して継続してくことは、簡単なようで難しいことだと思います。
でも、ほんの少し「意識」を向ける努力をするだけで「褒める」ポイントは沢山見つかったりします。
正しい価値を「注意」ではなく「褒める」で蓄積。
視点を変えるだけでストレスフリーな教室に!!
まさに リスク0コスト0
お得にみんなが気持ちよい教室を作っていきましょう( ^ω^ )